悪質なクライアントって存在するの?どうやったら見抜けるの?
結論、Webライターを騙すような悪質なクライアントは存在します。
実際に僕もクライアントに騙されて、1万円分の記事制作が無駄になってしまったこともあるんですよね。
そこで今回はみなさんが痛い目に遭わないために、Webライター歴3年以上の僕が、悪質なクライアントの特徴を7つと、騙されてしまったときの対処法を解説します。
本記事を読めば、Webライターの仕事で辛い経験をするリスクを減らせるので、ぜひ最後まで参考にしてくださいね。
- 悪質なクライアント7つの特徴
- 悪質なクライアントに騙されたときの対処法
- 実際に会った悪質なクライアント
悪質なクライアントの特徴7選
悪質なクライアントには共通の特徴があります。
- 文字単価が0.1円以下
- 初回から大量の記事依頼
- ライターからの評価が低い
- プロジェクト完了率が低い
- 本人確認を提出していない
- 応募内容が曖昧
- 規約違反をしている
1.文字単価が0.1円以下
文字単価0.1円以下で募集している案件は、Webライターに対するリスペクトもなく、ひどい扱いをする傾向があります。
「初心者歓迎」や「添削あり」などの謳い文句で、募集する人数を増やそうとするケースが多いですね。
そもそも、添削するのは当たり前です。
なぜなら添削しないと、質の良い記事が完成しないから。
「添削してもらえるから、安い案件でもいいか」と考えるのはやめましょう。
2.初回から大量の記事依頼
「10記事で1,000円」など、初回から大量に記事作成の依頼をしてくるクライアントは危険な可能性が高いです。
僕も過去に大量の記事依頼を初回から受注したことがあったのですが、5記事目を提出して以降、少しずつ返信が遅くなり最終的には音信普通になりました……
ほかにも、理不尽な修正依頼が何度もきて記事がいつまで経っても完成せず、ライター側が途中で契約終了せざるを得ないなんてこともあるそうです。
途中で契約終了になると、それまでに作成した記事分の報酬も支払われないので、リスク管理のためにも初回から大量の記事作成をする案件には応募しないようにしましょう。
3.ライターからの評価が低い
契約した案件が終了すると、クライアントとWebライターがお互いの評価をつけます。
この評価(総合評価)が低いクライアントには注意しましょう。
基本的になにも問題なく作業が進めば、低い評価をつけられることはありません。
評価が3未満のクライアントには応募しないようにしていたよ
4.プロジェクト完了率が低い
プロジェクト完了率も応募前にチェックが必要です。
プロジェクト完了率:プロジェクト形式の契約(進行中を除く)のうち、契約を途中終了せずに完了した契約の割合
完了率が低いということは、納品しても検収をおこなわずに放置している、もしくは途中で契約が終了している可能性が高いです。
プロジェクト完了率は90%以上が理想で、70%未満のクライアントであれば、その案件には応募しないことをおすすめします。
5.本人確認を提出していない
クラウドワークスやランサーズでは、免許証やパスポートなどの身分証を提出して本人確認をする項目が任意であります。
本人確認が完了しているクライアントであれば、運営側に身元を明かしているので悪さができません。
そのため、ライター側からすると安心感がありますよね。
信頼できるクライアントを見つけたいなら、本人確認をしているか必ず確認しておきましょう。
ライター側も本人確認はしておいたほうがいいよ!
6.応募内容が曖昧
案件の中には、どんな仕事をするのか募集内容だけで判断できないものがあります。
このような場合「契約してみたら、思っていた仕事内容と違った」といったケースも少なくありません。
応募する前に、下記のポイントがあるかチェックしておきましょう。
- 執筆ジャンル
- 文字単価
- 文字数
- 記事数
- 作業内容
- 締め日
疑問点は契約前に解決しておいてね
7.規約違反をしている
クラウドワークスやランサーズなど、クラウドソーシングにはそれぞれルールがあります。
そのルールを守らずに募集をしているクライアントには気をつけましょう。
- テストライティングでの報酬なし
- 仮契約前に作業を求めてくる
- 「サービス外連絡申請」をせず、外部でのやり取りを求めてくる
上記3つの規約違反をするクライアントは意外と多くいます。
「クラウドソーシングのルールを守らない=ライターとのルールも守れない」可能性が高いので、募集段階で規約違反をしているとわかったら、案件応募はやめておきましょう。
悪質なクライアントに騙されたときの3つの対処法
これまで紹介してきた7つの特徴を意識して案件を探せば、悪質なクライアントに騙される確率を格段に減らせます。
しかし100%回避できるわけではありません。
そこで万が一、悪質なクライアントの案件をうけてしまった場合の対処法を解説していきます。
- 事務局に相談する
- 契約を打ち切る
- 他のワーカーに相談する
1.事務局に相談する
クラウドワークスやランサーズ内でなにかトラブルがあったときは、事務局に相談しましょう。
相談内容によっては対応してもらえる場合があります。
困ったときに助けてもらえるのがクラウドソーシングサイトの良い所なので、自分で解決できないことは事務局に動いてもらってくださいね。
2.契約を途中辞退する
あまりにもひどいクライアントだったら、理由を相手に伝えて契約を途中辞退しましょう。
低評価をクライアントにつけられる可能性もありますが、評価を恐れてダラダラと続けていても時間の無駄。
文字数の少ない案件をこなせば、低くなってしまった評価を効率的に復活できるので、早めに見切りをつけるようにしましょう。
何回も低評価がついてしまうと、評価を戻すのが大変なので気を付けてくださいね
3.他のワーカーに相談する
疑問点やどう対応すべきかわからないときは、各クラウドソーシングサービス上にある相談所に質問するのがおすすめ。
今悩んでいることは誰かしら経験しているはずなので、きっと答えを教えてもらえますよ。
過去に誰かが同じ相談をしている可能性もあるので、質問する前にチェックしてみましょう
僕が出会った悪質なクライアント3選
最後に僕が実際に体験した最低なクライアントを紹介しますね。
- 契約外の作業依頼
- 記事提出後に音信不通
- 理不尽な修正依頼
1.契約外の作業依頼
案件応募から執筆するまでの基本的な流れは次のイメージ。
- 募集案件をチェック
- できそうな案件の募集内容を確認
- 提案文を作成し案件に応募
- 採用されたら契約して、執筆開始
本来であれば、募集内容に記載されてあることだけを作業するはずなのに、記載内容以外の作業も依頼してきたのです。
募集内容 | 実際の依頼内容 | |
---|---|---|
作業内容 | 記事作成(Googleドキュメント)のみ | 画像選定・記事作成・WordPress入稿 |
契約外の作業依頼だったので、追加の報酬をお願いしましたが「支払えない」の一点張り。
僕も当時は始めたばかりでどういった対応をすべきかわからず、最終的には追加報酬なしで作業をしました。
WordPress入稿の経験がなかった僕にとって大変な案件だったよ……
2.記事提出後に音信不通
クラウドワークスやランサーズにおいて、報酬が支払われるまでの流れはざっくり以下の通り。
- ライターが記事を提出
- クライアントがチェックし、修正箇所があればライターに再提出依頼
- ライターが指摘箇所を修正し再提出
- 問題なければ、報酬支払い
指摘された内容をもとに修正をして、問題がなければ報酬が支払われるはずなのですが、記事を再提出してから返信がこなくなりました。
仮払いされているので、事務局に相談すれば対応できたはずなんですが、なにも知らない当時の僕は自分から契約の途中辞退を選択……
執筆にかけた時間がすべて無駄になりました。
同じ状況の人は、かならずクラウドソーシングサイト側に相談しましょう。
3.理不尽な作業依頼
契約をしてから1週間以上経過したとき、クライアントから突然連絡がきました。
「今執筆してもらっている記事は不要になったので、今から違うジャンルの記事を執筆してください」
衝撃的すぎて、言葉も出なかったよ……
報酬は最初に契約したときの記事分だけと言われたので、すぐに契約を辞退しました。
契約を途中辞退すると、プロジェクト完了率が下がるのでできるだけ避けるべきですが、悪質なクライアントと一緒に仕事を続けたところで時間の無駄ですし、精神的にも辛いです。
みなさんは僕と同じような経験をしないよう、クライアント選びには注意してくださいね。
悪質なクライアントを見抜けるようになろう
悪質なクライアントと一緒に仕事をしてしまうと、何時間もかけて作成した記事が無駄になってしまう可能性があります。
今回紹介した悪質なクライアントの特徴を参考にしていただき、自分でリスク回避できるようになってくださいね。
案件を慎重に選んで、素敵なクライアントを見つけていきましょう。
- 文字単価が0.1円以下
- 初回から大量の記事依頼
- ライターからの評価が低い
- プロジェクト完了率が低い
- 本人確認を提出していない
- 応募内容が曖昧
- 規約違反をしている