
NotebookLMってなに?Webライターはどう使えばいいの?
Webライターにとって、資料の調査や情報整理は時間がかかる大変な作業です。特に複数の資料を行き来しながら構成を考えるのは、効率が落ちがちですよね。
そこで役立つのが、GoogleのAIツール「NotebookLM」です。アップロードした資料だけを参照して回答するため、情報のズレが少なく、記事の下調べを一気にできます。
この記事では、初心者でもすぐ使える基本機能から、執筆を大幅に時短できる活用方法までわかりやすく紹介します。
NotebookLMとは?Webライターが知るべき基本と特徴
まずはNotebookLMとはどんなツールなのか、基本的な特徴から見ていきましょう。
機能を知ることで、NotebookLMの強みがわかるようになりますよ。
ソースに基づいた回答と引用元の明示
NotebookLMの最大の特徴は、アップロードしたソースファイルからのみ情報を抽出・要約・分析する点。そのため、AIを活用する上で最も恐れる「情報の間違い」を最小限に抑えられます。
| 特徴 | 概要 | Webライターにとってのメリット |
|---|---|---|
| ソースに基づいた回答 | ユーザーがアップロードした情報源(ソース)の範囲内でのみ回答を生成する。 | AIのハルシネーション(嘘の生成)を防ぎ、情報の正確性を担保できる。 |
| 引用元の明示 | AIの回答に含まれる情報の根拠を、アップロードしたソース内の具体的な箇所として表示。 | ファクトチェックの手間が大幅に削減され、記事の信頼性が向上する。 |
| 自動要約・トピック分類 | アップロードされた複数のソースを自動で分析し、主要なトピックや要点を抽出・分類。 | 膨大な資料の全体像を瞬時に把握し、記事の構成要素を素早く見つけられる。 |



この特徴が、NotebookLMの一番の強みかも!
資料のアップロード・一元管理
NotebookLMでは、さまざまな形式の資料を1つのノートブックにまとめて追加できます 。1つのノートブックに最大50件の資料(ソース)を登録可能で、各ファイルは最大50万語まで処理できます 。
複数の情報源を一元管理し、プロジェクトや研究テーマごとにノートブックを作成することで、関連資料をまとめてAIに分析・活用させることができますよ。
- 公開URL(ウェブ記事・ブログ・サイト)
- PDFファイル(アップロード/Google Drive経由)
- テキストファイル(.txt/Markdown)
- 画像ファイル(手書きノート・スキャン資料など)
- 音声ファイル(Audio)
- YouTube動画URL
- Google ドキュメント(Google Docs)
- Google スライド(Google Slides)
- Google シート(Google Sheets)※2025年10月以降 新対応
- Microsoft Word(.docx)※2025年10月以降 新対応
- Google Drive上のファイルを「リンク(URL)」で追加※2025年10月以降 新対応
- 画像ファイルのサポート拡大(手書き/スキャンなどをより広く扱えるように)※2025年10月以降 強化
AI要約・横断比較
アップロードした資料の内容要約はNotebookLMの便利な機能の一つ。たとえば長文の報告書を読み込ませ「この資料の要点をまとめて」と指示すれば、数秒で重要ポイントを抽出したサマリーが得られます。
また複数の資料を選択すれば横断的な比較分析も可能で「これらの文書の共通点と相違点を分析して」と質問すれば複数ソースにまたがる分析結果が提示されます。
難しい文献でもまずAIに要約させることで効率的に内容を把握でき、複数資料の関連性も短時間で掴めますよ。さらに、NotebookLMの回答には出典(引用元)が明示されるため、回答に対応する元の文章へ即座にアクセスでき、ファクトチェックや文脈の確認が簡単です。
チャット形式の対話
NotebookLMではアップロードした資料に基づいてAIとチャット形式のQ&A対話ができます。ユーザーは自然文で質問を投げかければ、資料の内容に即した回答をしてくれます。
対話はマルチターン(連続したやり取り)に対応しており、追加の深掘り質問にも文脈を保持して答えるため、段階的に理解を深められます。しかも対話の履歴はノート内に自動保存されるため、一度行った要約や調査結果を後から見直すことも簡単ですよ。
マインドマップ自動生成
マインドマップ機能は2025年に導入された機能。NotebookLMが資料内の重要キーワードや概念を抽出し、関連性を示す視覚的なマップを自動生成します。
放射状に展開するインタラクティブなダイアグラム上で、ノード(用語)をクリックするとそのトピックについてAIが詳細に説明してくれます。複雑な情報構造も一目で把握でき、表面的に離れて見える概念同士の繋がりや全体像を直観的に理解するのに役立ちますよ。


レポート生成
NotebookLMは、アップロードした資料からレポートやブログ記事のドラフトの自動生成もできます。選択したソースに基づいて概要説明資料や学習ガイド、ブログ投稿などもワンクリックで生成。
自分がやってほしい内容にあわせて機能を活用してみましょう。


音声・動画要約&読み上げ
NotebookLMにはテキストだけでなく音声や動画による要約機能も備わっています。
音声概要(Audio Overview)機能では資料の内容をポッドキャストのような対話音声で解説してくれます 。AIが複数の話者になりきり、「この記事のポイントは○○だね」「そうだね、特に△△が重要だ」などと資料内容を会話形式で読み上げるため、長いドキュメントでも耳で手軽に要点を把握できますよ。



自然な日本語でびっくりすると思うよ!
動画解説(Video Overview)機能も2025年8月に追加されました。アップロードした資料からナレーション付きスライド形式の動画をAIが自動生成してくれる画期的な機能 。プレゼン資料のようなスライド映像と音声ナレーションで資料内容をまとめてくれるため、視覚と聴覚の両面から情報を得られます。
ノート・メモ保存と編集
NotebookLMとの対話や生成結果から得られた要約・アイデア・メモは、ノートブック内に蓄積しておくことができます。チャットで残したい回答があれば「ノートに保存」ボタンをクリックすることでノートブック内のメモ欄に記録できます。


保存したメモはノートブック内に一覧され、後から自由に編集・追記したり再利用も可能。プロジェクトの途中経過やアイデアをメモに残しておけば、後日それを見返してまとめ直したり、別の資料と組み合わせて新たな考察を得ることもできますよ。
チーム共有・共同編集
NotebookLMはチームでの共有・共同編集にも対応しています。ノートブックはデフォルトでは個人用ですが、必要に応じて他のユーザーと共有することができ、閲覧のみ許可のビューアー権限や編集可能なエディター権限を与えられます。
また、リンクを知っている全員に公開したり、特定のメンバーだけにアクセスを限定するといった細かな共有設定にも対応しているので、状況に合わせて使い分けていきましょう。


カスタム指示
2025年秋のアップデートでは、NotebookLMの対話機能がさらに強化されました。新たに追加された「カスタム指示」機能により、ノートブックごとにAIチャットの役割や口調、目的をユーザーが設定できるようになりました。
たとえば「博士課程の指導教員のように厳しく問いただして」といった指示を与えると、以降そのチャットではAIが教授さながらの厳格なスタイルで応答するようになります。
他にも「マーケティング担当者として3つの視点で分析して」と指定すれば、AIがマーケティング戦略家の口調で異なる観点から情報を評価してくれるなど、会話全体のトーンや視点をユーザーの目的に合わせてカスタマイズ可能です 。設定したカスタム指示はそのノートブック内のチャットで維持されるため、以降のやり取り全体が一貫した文脈・人格のもと進行します。
履歴保存
同アップデートではチャット履歴の自動保存機能も正式に導入されました (従来は重要なやり取りのみ手動保存する仕様でした)。履歴保存機能によって、一度行った対話セッションを後から再度開いて続きを質問したり、過去の議論内容を振り返ったりできるようになりました。
特に長期的なリサーチやプロジェクトでは、前回までのQAの蓄積を踏まえてAIとの対話を深めていけるため、よりNotebookLMを活用の幅が広がったと言えるでしょう。なお共有ノートブックの場合でも、各ユーザーの対話履歴は他の共同編集者からは見えず自分にのみ保存される設計になっているので、プライバシーも保たれていますよ。
NotebookLMの基本的な使い方4ステップ
NotebookLMを始めるのは簡単です。Googleアカウントがあれば、誰でも無料で利用できますよ。
次に自分で情報源となるものをアップロードします。


ソースの分析が完了したら、右側のチャットエリアでAIに質問を投げかけます。


画面右側のブロックにある「Studio」は、音声解説や動画解説、マインドマップなどさまざまなシーンで役立つ機能が取り揃えられています。自分にあったものを選択して使ってみましょう。


4. WebライターのためのNotebookLM活用術3選【実践編】
NotebookLMは、記事作成のさまざまな場面で役に立ちます。
活用術1:リサーチ時間を80%短縮する「情報源の統合と分析」
Webライティングにおけるリサーチは、複数の競合記事、専門家の論文、統計データなどを比較検討する作業です。NotebookLMを使えば、リサーチ業務を劇的に効率化できますよ。
キーワードで検索した際に上位表示された競合記事のURLをソースとしてアップロード
NotebookLMに「これらの記事で共通して言及されている重要なトピックをリストアップしてください」と指示
リストアップされたトピックについて、「各記事で最も詳しく解説されている箇所を抽出してください」と質問
NotebookLMを活用することで、複数の情報源を横断的に比較・分析する手間が省け、記事の核となる情報や、競合が触れていない差別化ポイントを瞬時に見つけ出すことができます。
活用事例2:マニュアルチェック
NotebookLMを使えば、クライアントから受け取るマニュアルの確認作業を大幅に効率化できます。PDFやURLをアップロードするだけで要点を自動抽出し、注意点・禁止事項・重要ルールを一目で整理可能です。
見落としがちな細かな指示も質問すれば即回答。手作業で読み込む時間を減らし、記事作成に集中できる環境を作れます。



気になる点があれば、質問するだけですぐ回答してくれる。回答されなかったら、クライアントに質問しよう!
活用事例3:Webライティング学習
NotebookLMは、Webライティングの学習にも便利です。役立つYouTube動画や記事のURLをそのまま読み込ませれば、要点の整理・重要ポイントの抽出・比較まで一括で行ってくれます。
「この動画の結論だけ知りたい」「複数の記事の違いをまとめてほしい」といったリクエストにも対応。効率よく知識を吸収できるため、短時間でライティング力を伸ばしたい人に最適な学習方法ですよ。
NotebookLMを有効活用しよう
NotebookLMは、リサーチや要約、構成案づくりを一度に進められるため、記事制作にかかる時間を大きく減らせます。
複数の資料を読み比べる作業も自動化でき、重要ポイントをすばやく把握可能。情報整理に追われて執筆が進まない……という悩みがあるなら、ぜひNotebookLMを活用してみてください。
NotebookLMを使って、Webライターの業務を効率化していきましょう。


